ヒカル氏とミスタードーナツがタッグを組む?

現在、YouTube上で人気のチャンネル「ネガトラ(NEGATRAX)」にて、ヒカルさん(YouTuber)のMADムービーが公開されました。もちろん、この動画は著作権、肖像権に違反していると思われます。いわゆる「MADムービー(MAD動画)」と呼ばれているものです。

MADムービー(マッドムービー)とは、既存の音声・ゲーム・画像・動画・アニメーションなどを個人が編集・合成し、再構成したもの。単に「MAD」と呼ばれることも多く、ネットコミュニティにおいてはもっぱらこの呼称が主流となっている。ただしパソコンやCGソフトが普及した21世紀初頭には「手書き(描き)MAD」(後述)という用語が出現するなど意味の拡散がみられる。主にファン活動の一環として行われる。「MAD」とは「狂っている、ばかげている」の意。

ヒカル氏がミスタードーナツと夢のコラボを果たしています。ヒカル氏が頭にミスドのエンゼルフレンチを被っています。

動画制作者のネガトラ氏は現在、人気急上昇中のクリエイターで、他にも面白い動画をたくさんアップしています。上記のヒカル氏のMAD動画では、VALU騒動の謝罪動画をメインに使いながら、リズム感のある音楽に合わせて、3人が頭を小刻みに下げるという、難易度の高い編集を行っています。

そして、動画の後半ではヒカル氏が「オ〇ニー」と連呼しながら、ミスタードーナツを食べるというシーンが流れます。ネガトラ氏の想像力・発想力がずば抜けていると思います。動画を編集する力だけではなく、ヒカル氏の動画を隅々までチェックして、ドーナツを食べているシーンや「オ〇ニー」と言っているシーンを見事に引っ張ってきて、しっかりとオチを作っています。

ネガトラ氏はおそらく裏では大変な労力を払っているだろうと察します。笑ってはいけないと思っていても、笑わせてしまう・・・そういう力を持っています。

ヒカル氏の「今回ですけども」という冒頭の挨拶シーンが頭から離れなくなります。「今回ですけども、コンコンコンコン、今回」、このリズム感とフレーズはネガトラ氏にしか作り出せません。

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「エンゼルフレンチ」と検索すると、ヒカル氏が上位表示される異常事態

ヒカルさんと言えば、半分黒髪・半分金髪がトレードマークです。ミスタードーナツのエンゼルフレンチに似ていることから、ヒカルさんの頭の上にドーナツを乗せるといういたずらが流行りました。これは2017年8月15日のVALU売り逃げ騒動をきっかけにネット上で巻き起こったいたずらです。

そして、驚くべき事にネットで「エンゼルフレンチ」というキーワードで検索すると、ヒカルさんが上位に表示されるようになりました。それぐらい「ヒカル=エンゼルフレンチ」というのは一般化してしまったのです。

Googleの画像検索でも「エンゼルフレンチ」と検索すると、ヒカル氏の画像が多く表示されます。

Googleの画像検索でも「エンゼルフレンチ」と検索すると、ヒカル氏の画像が多く表示される

さらにヒカル氏の活動拠点であるYouTubeで「エンゼルフレンチ」と検索すると、もっと酷い状況になっています。なんと上位表示されるのは全てヒカル氏関連です。

YouTubeで「エンゼルフレンチ」で検索すると、全てヒカル氏関連の動画が表示される

世間では「ミスタードーナツのエンゼルフレンチ」=「YouTuberのヒカル」というイメージが定着しました。以前から「ヒカルの頭はミスドのエンゼルフレンチだ」と言われていましたが、ここまでヒドイ言われ方はしていませんでした。VALU売り逃げ騒動(2017年8月15日)が勃発してから、一気に火が着いた形になっています。

Googleの検索アルゴリズムに影響が出ている所を見ると、これは異常事態だと思います。

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ところで、これらのMAD動画は著作権侵害に当たらないのか?

WikipediaではMAD動画の問題点について次のように解説されています。

素材となる作品との関係上、著作権者に無断で制作・配布されることがほとんどで、無断改編による著作者人格権の一種である同一性保持権の侵害ともいえるMADムービーの違法性が取り沙汰される中、著作権侵害に対する権利者の対応は様々であった。商業コンテンツを題材とした多くのMADムービーは、権利者の申し立てを受けて削除されたが、一部の権利者は半ば黙認した。

さらに著作権法に違反していたとしても、同人誌などにおいては黙認されているケースがあるとも書かれています。

MADムービーの中には既成の映像作品を「素材」として使うのではなく、例えばアニメのワンシーンを、自ら描いた別のキャラクターに置き換えたもの(通称『手描きMAD』)も黎明期から存在するが、たとえキャラクターを自分で描き変えたとしても、既存のキャラクターを使用する限り二次創作であり、著作権法に違反するというMADムービーであることに変わりはない(これは一般のコミック系同人誌にも当て嵌まる事であるが、現行著作権法は親告罪である為、MADにしても同人誌にしても訴訟費用やイメージ戦略等で事実上黙認されているというのが現状である)。

つまり、早い話が「親告罪」なので、著作者が直接、削除要請等を出したり訴えたりしなければ、何も起きないということです。

なお、この記事ではYouTube上の動画をシェアしていますが、当ブログはMAD動画の制作に直接、関わっておりません。もし著作権関係で申し出る場合は直接、動画を制作しているクリエイターさんの方にお問い合わせ願います。

ヒカキンとヒカルが夢のコラボ?これもMAD動画の一種です!

ヒカル氏は常々、「ヒカキンさんを超えて日本一のYouTuberになる」と宣言していました。そのヒカキン氏がヒカル氏らのVALU謝罪動画を強烈にdisるという動画がアップされています。もちろん、これはMAD動画です。実際にヒカキン氏がヒカル氏をバカにしているわけではありません。

似たような構成で次のような動画もよく出回っています。

ただ、この動画を初めて見るKIDSの中にはそのことを理解していない人もいるかもしれませんね。うまく編集し過ぎているため、MAD動画なのか、通常動画なのかがわかりにくくなっています。ちなみに、元の動画はこちらです。ヒカキンTVにてFaceAppというアプリを紹介しています。KIDSの皆さんは必ずこの元動画を視聴しましょう。MAD動画を本物と思い込んではいけません。

ヒカル氏は復帰するまでは何も動けない!

ヒカル氏の場合、あまりにも大量にMAD動画やMAD画像が出回り過ぎていて、実質的には対応が難しい状況になっていると推測します。このことはあまり語られることのないYouTuberの負の一面だと言えます。素顔をさらしてネットで活動するというのはいろいろリスクが伴います。

現在、ヒカル氏は無期限の活動休止に入っており、いつ復活できるかもわかりません。もちろん、活動休止中にこれらの動画や画像に対して削除要請を出しまくることもできません。特に、今回のVALU売り逃げ騒動によって、最もダメージが大きいのが、隠していた過去動画が流出してしまったことです。

こちらは「キャトルプロジェクト」という情報商材を販売していた時のセールス動画です。以前は「金髪起業家」と名乗っていて、今の半分金髪・半分黒髪ではなく、全体を金髪にしていました。

ちなみに、VALU売り逃げ騒動でヒカル氏を全面的に擁護していたキミアキ先生ですら、「情報商材ビジネス」そのものについては、完全にダメだと否定しています。

確かにキミアキ先生の主張は完全に正しい! 8割、9割以上の人はネットで稼げません。稼げたとしてもヒカル氏のように1ヵ月に1200万円も稼げるわけではありません。ただ、その厳しい現実を話してしまうと、誰も自分の情報商材を買ってくれなくなるので、「あなたも稼げるようになる!おれに任せろ!」と言い放ち、情報弱者に「夢」を売ります。昔のマルチ商法とまったく同じ構図です。

ヒカル氏も自分をブランディングしていく上で、「情報商材を売っていた」という過去を全面的に出すことを望んでいたわけではありません。しかしながら、ネットというのは怖いもので、一度でも世に映像や画像が出てしまうと、何かのタイミングで発掘されてしまうものです。「ヒカル氏の髪型がミスタードーナツのエンゼルフレンチに似ている!」とdisられたことよりも、こちらの影響の方が実は大きい。削除が困難なレベルで大量のMAD動画及び過去の動画が流出してしまったのは本当に大ダメージです。

もし復帰後にヒカル氏がこの困難な状況を覆せるのなら、それは本物の「カリスマ」だと思います。